むかつく事ばっかしの社会に負けずにもっと上を目指す向上委員会

真夏の決闘・血だるま編曲

 

今週のお題「私の『夏うた』」

はてなブログのお題で書いてみる

夏の歌と言えばチューブとかだけど「私の『夏うた』」となると話が変わってくる

 

 うたと言えるかどうかレクイエムというかクラシックというか

 

時は少年時代(井上陽水)に遡る

まだ小学生でどこにでもいる十把一絡げで扱われる神童の一人だった頃の話

当時の父は新ガジェットが好きで運動会が近づいた時に新型の手ぶれ補正のあるビデオカメラを買ってきた。

予想はしてた。CMを見た時から買うだろうと思ってた。その辺は手ぶれ補正なぞなくてもブレねぇ今もブレてない流石マイファーザー。

 

だが子供にとってはプレッシャー半端ない

記録されるなら一位しかない

とういか当時は他のクソガキ(同級生)に負けたくない意識が非常に強かった

なので一位をとる為にどうすべきか図書室で研究した。

当時は昼休みは図書室行くのが日課だった。なんせ神童だかr

そこでインコースという概念を知った。

そして無知な者は敗者になる世のシステムをうっすらと感じた。

スタートダッシュしてインを奪う、いわゆる「インゴット作戦」という黄金の輝きを放つ作戦を構築した。

更に神童な上に魔少年だったので、悪魔との契約も忘れない。

当時は昭和と呼ばれる神々と悪魔と人間が共存してる時代だったので、よく契約した。

しかし悪魔は信用できないヤツばっかしで、ほとんど約束を守ってくれなかったけど、その日は違った。

「明日の運動会で早く走らせてくれ報酬は隣の席の山田君の消しゴムだ」

 

 

これで準備は整った

あとは決戦の朝を迎えるだけ

 

そして鳴り響く「地獄のギャロップ

 


天国と地獄(地獄のギャロップ)

 

天国と地獄という明暗を分ける徒競走にふさわしいテーマ曲

夏のうたと聞けばこれを思い出す

いやがおうにも浮足立つ楽曲

地に足がつかなくなる

飛ぶように駆けるしかない

 

そして徒競走の順番が回ってくる

誰もが体調悪いアピール合戦をする中、珍しく悪魔が契約を守ってくれて、スタートダッシュに成功する

身体能力を超えた速度に易々とインを奪う

勝ち確定

すまんな山田、君の消しゴムは明日には消えてる

だがインコース

そして身体能力を超えた速度

曲がり切れない!

足元がもつれ、スローモーションになった気がした。

実際にはスローモーションなのは自分だけで、他の走者は普通の動きの速度で抜いていった

派手に転ぶ中、研ぎ澄まされた感覚でいくつものテレビカメラに写されてるのを感じて顔から火が出た

おかげで涙は出なかった蒸発した

その中に父のカメラもあるはず

ってか真横にあった

とにかくゴールしないと地獄のようなこの状況から脱出できない!

明らかに同情の拍手と歓声に責め立てられてゴールを目指した

なんで拍手するんだ。その手はその右手は僕の心をどれだけ叩いてるんだハゲー!

 

こうして僕の夏は終わった

 

そして月日は流れ高校1年の夏

早く仕事して報酬を得たかったのでハンバーガ屋でバイトを始めた

大学生の先輩に「お前は敬語を知らないのか」「お前は口のきき方がなってない」などと業務に関係ないとこで酷く責められた。

まあ社会なんて知らないしなってなかったかr

ただ叱るにしても、他に人がいないとこでそっと注意する人と、皆の前で怒ってる俺カッコイイというクズの2種類いる事を知った。

残念ながら大学生先輩は後者だったので、尊敬する事は一度も無かった

ある日、バイト中に有線放送でアレがかかってきた

そう、「地獄のギャロップ」(わたしの夏うた)

気づいてなかったけど、しっかりとトラウマになっていた

曲を意識した途端に挙動がおかしくなってミス連発

大学生の先輩が「俺がいるからって緊張し過ぎやろw」などと言ってきたが違う

違うぜんぜん違う

そしてコンボとして「トルコ行進曲」がきた。

あれもなぜだか心をざわつかせる凄い急いでなにかをしなきゃ!って思わせる

大学生には曲のせいだから曲が悪いと訴えたら何故だか納得してくれた

後にも先にも言い分が通ったのはこれっきり

夏休みだけのバイトだったけど、今思い返してもいい思い出なんかなかった

そして久々に地獄のギャロップを聞いたけど、とても嫌いなのを再確認しただけだった

 

Fin

 

ps、そいや悪魔の現代版辞典でも音楽は栞だと書いてた

 

ddictionary.hatenablog.com

 

 

 

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